ラーディックスの底

本と映画の感想、創作小説、ときどき絵

【ネタバレ注意】2022年6月までに見た映画の感想【前半】

タイトルの通り、映画の感想になります。

しっかりとした感想ではなく、結構前に観たのもあって、かなりふわっとした感想です。(そうでないといつまで経っても書けないので……)

また、少し長くなったので、前後半に分けました。それでも良ければ、お付き合いください。

※観た順で書いています。またネタバレ有なので、ご注意ください

 

 

 

フリー・ガイ

youtu.be

 Twitterで2021年の映画の中で一番良かった、という言葉をいくつも見ていて、気になっていた映画でした。デッドプールも演じていたライアン・レイノルズさんが主演です。

 ただ流行りものはいつも敬遠しがちだったので、2021年はスルー。私以外の家族からは評判が良く、結局年始に見た映画です。

 いや、本当に良かったです。

 ゲームの中の話だとは聞いていたのですが、そのゲームはレベルをあげるために銀行強盗や暴行などのミッションをこなすタイプのもので、主人公ガイはそのゲームのNPC。強盗、銃撃戦、交通事故が日常茶飯事の中、幸せに暮らしていました。ところが、とある目的を持ったプレイヤーの女性との出会い、NPCの枠から外れていきます。

 女性に一目惚れしちゃったんです。

 ゲームのレベルの高い女性に協力するために、NPCのルーチンをすることを止め、レベルをあげようとします。けれど、根っからの善人ガイは悪い事ができない。のですが、良い事でもレベルが上がることに気付き、良い事をすることでレベルを上げていく。

 良い事をしてレベルを上げるガイはやがて注目されるようになり、現実でも大人気になって――という感じで進んでいき、現実とネット内で起こる事件がどうなるのか、女性とガイがどうなるか、なぜガイはNPCの枠から外れることが出来たのかというのが気になって、時間があっという間でした。

 あんまり嫌な人がいないので(ガイの出ているゲームの社長はちょっとですが)あんまりモヤモヤせずに見れました。CGも綺麗で不自然な感じもなかったです。

 ギャグと感動するシーンのバランスも良く、もう一回見たいなと思うくらいの映画でした。

 

新解釈・三国志

youtu.be

 タイトルの通り、新しい解釈で見る三国志の映画です。主演は皆大好き大泉洋さん、他にも豪華な俳優さんたちが出演されています。周りから色々評判を聞いていて、三国志好きだから見ようかなと思って、これまた年始くらいに観ました。

 三国志はゲームの三國無双から入ったタイプで、それから北方謙三さんの「三国志」でドハマりし蜀が特に好きになりました。ちなみに三國無双で一番最初に使ったキャラは関羽です。(強そう! 髭かっこいい!という理由で)

 話は蜀メインで赤壁の戦いまでを描いています。

 ギャグ強め、新解釈というだけあって、あっそういう感じ!? と思う箇所がいくつもあり、ギャグが好きで新しい見方も楽しめる方は良いのではないしょうか。

 個人的には続きを30分ドラマで、毎週深夜にやってくれないかな、なんて考えてました。

 

アブラカダブラ 魔法の箱

 引退を決めたマジシャンは父親が残した“魔法の箱”を使うが、そこに入った人々は次々と行方不明になってしまい……。インドネシア産のオフビートなファンタジーコメディ。

アブラカダブラ 魔法の箱 | 映画 | WOWOWオンライン

 インドネシアのファンタジー映画。トレーラーがなかったのであらすじを引用しました。昨年観た「落下の王国」に似た雰囲気だったので気になって観ました。

 今になってHPを見て、ジャンルがコメディとなっていて、コメディ!?と驚きました。わっはっは、ではなく、ふふって笑うタイプの映画だったので、ファンタジーだと思ってました。

 終始色合いと映像が綺麗で、観ていて飽きない映像でした。ただシナリオは平坦で、もっとはっきりとした盛り上がりがあったら良かったな、と思いました。

 ん? どういうこと? となる部分も多く、何度か観ないと全貌がわからないかもしれません。インドネシアの映画は初めて観たのですが、他はどういった映画があるのか気になりました。

 

新宿スワン

youtu.be

 女性にキャバクラや風俗等の仕事を紹介する、スカウトマンという仕事をしている主人公・白鳥龍彦のお話です。同名の漫画原作の映画で、同じ作者さんの東京卍リベンジャーズを読んで面白かったので、まず漫画を読んでその後に観ました。

 漫画と違う箇所もあったのですが、面白かったです。映画の内容は、最初のライバルである南秀吉との決着をつける場面までだったと思います(漫画と映画の記憶がごっちゃになってしまっていて……)

 自分の知らないスカウトマンという仕事やその業界のルール、薬やお金の話等、非常に興味深かったです。作者の和久井 健さんが元スカウトマンということで、お金の流れまで書かれていて驚きました。

 正直ホラーよりもこういったリアルの話のほうが何倍も怖いです。

 殺人鬼と遭遇することは稀ですから。