ラーディックスの底

本と映画の感想、創作小説、ときどき絵

同人誌作りは沼①

 こう思い立ってから、すぐに同人誌作りについて色々調べ始めたのですが、さっそく色々と躓きました。まあ、なんとかなったのですが、その経過を記録代わりに書いてみたいと思います。

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個人的に食べると脳みそが溶けるもの

 お久しぶりです、深縹です。

 去年の目標はほとんど達成出来ることなく、ブログでの目標はひと月一回更新するという最低限のものにしました。自分との約束が守れないタイプです……

 とにかく1月の記事です!

 表題の通り、個人的に美味すぎて脳みそが溶けているような感覚になって、年に数回しか食べられないものたちを紹介したいと思います。

  • ポテトチップチョコレート【マイルドビター】/ロイズ 
  • ▼森の黒トリュフ塩ナッツミックス/MDホールディングス
  • ▼牛トロフレーク/有限会社十勝スロウフード
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今年も雉がやってきた

 

 ここのところめちゃくちゃ忙しく、仕事から帰ると風呂入って、メシ食って、寝るという生活です。

 ひと月ほど前の話ですが、休みの日も朝ごはんを食べ終わると、でーんと横になって死んだ目でテレビを眺めることしかできず、季節の変化もなんとなく寒くなって面倒だな、という鈍さで生きていました。

 換気のために開けていた窓から、ケッ! ケッ! と鳥の鳴き声。そして、ああ今年も雉がやってきたんだな、と思いました。

 この場所に引っ越してきて数年、田舎の住宅街、多少の自然はあるものの、なんでここに? と毎年思いながら、ついには秋を感じる声になりました。

 調べてみると、秋は繁殖期ではないようなのですが、彼らは秋にやって来て春まで鳴きます。一番驚いたのは鳴き方がまるで違うことでした。

 初めて聞こえてきた声は「ケーン! ケーン!」とよく文字で見るように鳴いていました。おや、と思って調べてみると、思った通りの雉で感動したものです。

 次の秋聞こえてきたのは、「ケ、ケーン! ……ケ、ケーン!」と、どこか拙い感じ。ベランダから外を見てみると、居たのは雉。てくてくと歩いていました。そして、同じように何度も鳴いていました。そこで、鳴き声の練習しているのかな、と思いました。巣作りを練習する鳥がいたような覚えがあり、きっと雉も鳴き方を練習するのだろう、とベランダから引っ込んだのですが、結局最後まで上手くなることはなく。

 次の年は「ゲケェー! ゲケェー!」と鳴く子が来て、あの鳴き方は個性なんだ! と驚きました。毎年鳴き声が変わるので、個性的な鳴き声でもお相手が見つかっていることをなんとなく嬉しく思いながら、今年の子も車に引かれることなく、無事に冬を越し、お相手が見つかることを願っています。

 

今年の目標の進捗

 

最近、仕事が忙しすぎて更新が滞っていました。という言い訳から久しぶりのスタートです。

残り2か月で今年も終わり、という恐ろしい事実に気付き、そういえばやりたいといって立てた目標達成してるかな、と思い、改めて見てみました。

 

khnda0s.hatenablog.com

 

 

①去年書いた42,000文字以上書く

現在未発表の文章も含めると、60,622文字! 意外と書いていました。これは目標達成です。嬉しい。文章を書くときはもっぱらPCでしたが、スマホでも書くようになったおかげですかね。

 

②ミニチュアを作る

造るための材料は買いました。あとは作るだけ。それがなかなかできてません……

 

③絵を完成させる

描けてないです……

 

④ブログをもっと書く

ブログの右側をご覧ください…………

 

⑤小説をたくさん読む

知識が入るような本、漫画はたくさん読みました。つまり読めてないですね……

 

総括

ひとつ以外何も出来ていない。

自販機くらいの本棚

今週のお題「本棚の中身」で、今回は書いてみようと思います。

 

家には自販機くらいの本棚がひとつあります。

好きな本ばかりで、本棚を開くと中身を知っているはずなのに、ちょっとわくわくします。

ただもう本棚がいっぱいになってしまったので、最近は電子書籍で本を買うことが多いです。でも、紙の本ってやっぱり良いですよね。

電子書籍電子書籍で良いところがいっぱいありますが)

だから、紙の本を買う時はじっくり考えて買います。そうすると本棚に並ぶのは好きな本ばかり。わくわくする……そのループで三行目の文章ですね。

まあ、なんというか、本棚はいいぞって話ですかね。

 

【ネタバレ注意】2022年6月までに見た映画の感想【後半】

前回のつづきです。

しっかりとした感想ではなく、ふわっとした感想です。

それでも良ければお付き合いください。

※ネタバレ有なので、ご注意ください

 

 

 

インタビュー・ウィズ・バンパイア

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 吸血鬼の小説を書きながら、この有名な作品を観ていませんでした。小説原作、18世紀末アメリカ・ニューオーリンズでライターの青年が、一人の男性にインタビューを試みる。ルイという名の男性は、200年生きたヴァンパイアだった――

 ブラッド・ピットトム・クルーズキルスティン・ダンストが出演していて、男性二人のほうに格好いいけれど、耽美なイメージがなかったので(それぞれトロイ、ミッションインポッシブル、スパイダーマンが初めて観た作品)どうなのかな、と思って見ていたら、すっごい耽美でした。

 薄暗くそれでいて美しい映像とストーリーで、ヴァンパイア映画のイメージまんまでした。ただエンディングで、ええっ!? となっていると、ガンズ・アンド・ローゼスが流れ始めて、耽美どこ行ったとびっくりしました。

 人間から吸血鬼になってしまったことで、血を吸わなければならないこと、年を取らないことの葛藤が描かれていて、そういう気持ちの変化が好きなので良かったです。

 

スーサイド・ツーリスト

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 原題がExit Plan(出口計画)投資の言葉みたいですが、日本題と内容を考えれば、「人生を終わらせる計画」のような意味合いでしょうか。

脳腫瘍で自分の余命が短いと知った男性は、謎の施設“ホテル・オーロラ”に向かうが……。人気ドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」のN・C=ワルドーが主演のサスペンス。

スーサイド・ツーリスト~囚われの旅行者~ | 映画 | WOWOWオンライン

 主人公が向かったホテル・オーロラは病気で余命が短い、人生に悲観した人の

最後を穏やかに終わらせる手伝いをしているホテルで、主人公の他にも、リストカットをしている青年、夫に先立たれて悲しみから逃れられない年配の女性(少しうろ覚えです、違ったらすみません)がいました。最後の日時、残された家族に送るビデオレター、どうやって終わらせるかなどを打つ合わせした後、一室を与えられ穏やかに過ごす主人公。ただホテル・オーロラはどこか怪しく――

 自らの手で人生を終わらせるという主軸で、結局はどんな終わり方でも納得はいかない、ということかな、と思いました。綺麗に終わっているのですが、疑問点が多く、そこが最後まで気になってしまいました。

 ホテル・オーロラが政府に見逃されている理由、やっぱり止めたいという人に説得を続けようとするのではなく銃で撃ってしまう等。

 後、主人公と奥さんがしょっちゅうキスしていて、海外すごいなと思いました。

 

天使のたまご

www.amazon.co.jp

 アマゾンプライムをぽけーと眺めている時に、もうすぐ見放題終了に並んでいて、雰囲気が気になって観た映画です。

 観ているうちにこの絵、FFの天野喜孝さんに似てるなと思ったら、オープニングクレジットに出てきて驚いていると、監督・押井守さんと出てきて更にびっくりしました。

 風船くらいの大きさの卵を持った少女が、廃墟のような街を歩き、ガラス瓶を集めている途中、変わった銃を持った少年と出会い――

 天野さんの絵のままの少女と少年、更に髪の毛の一本一本までも動いていて凄かったです。頽廃的な雰囲気と聖書関連であろうストーリーは好みでした。

 見終わった後、解説を見ようとウィキペディアを見たのですが、

一方で押井はこの作品を作ったことにより、「わけのわからない物を作る監督」というレッテルを貼られ、『機動警察パトレイバー』の企画が来るまでその後の仕事の依頼がさっぱりなくなってしまったという。

天使のたまご - Wikipedia

 と書いてあって、えっ!そんなに!? となってしまいました。

 美しい映像と少年・少女の組み合わせが好きな方にはおススメの作品です。

 ウィキを全部読んだのですが、当時の評価やインスピレーションの元などの話も興味深かったです。

 

アップグレード

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 面白いとあちこちで言われていた作品で、ゴールデンウィークあたりに観ました。

 近未来のお話で、自動運転の車が走り、ピザが3D印刷で出せるような未来。

 主人公は旧タイプの車の整備士、直した車を顧客である天才エンジニアの青年の家まで妻と一緒に届けに行く。その帰り道、自動運転の車の制御が狂い、事故にあってしまう。その上強盗のような男たちに襲われ、妻は殺され、主人公自身も首から下が動かなくなってしまう。

 犯人は見つからない。愛した妻もいない。絶望している主人公の元に顧客だった天才エンジニアが、開発した高性能AIチップSTEMを体に埋め込まないか、と提案してくる。結局了承し、体が動くようになった主人公は犯人を捜しはじめる――

 犯人の予想はついたのですが、ラストには驚かされました。皆面白いというわけだ、と納得しました。

 ラストはもちろん、いくつか印象に残ったシーンがあり、

 近未来なので主人公の家もハイテクで、SiriのようなAIがあらゆるサポートをしてくれるのですが、事故後そのAIが今日の予定を話しかけてくるシーンで、AIが亡くなられた奥さんの名前を呼ぶのが、より空しく感じられました。

 他にもAIチップを埋め込んだ後の主人公の動きが完全にロボットのようで印象的でした。

 アナログであること、ハイテクであることの良い面と悪い面が上手く描かれていて面白かったです。

 

以上です。

お付き合いいただきありがとうございました。

【ネタバレ注意】2022年6月までに見た映画の感想【前半】

タイトルの通り、映画の感想になります。

しっかりとした感想ではなく、結構前に観たのもあって、かなりふわっとした感想です。(そうでないといつまで経っても書けないので……)

また、少し長くなったので、前後半に分けました。それでも良ければ、お付き合いください。

※観た順で書いています。またネタバレ有なので、ご注意ください

 

 

 

フリー・ガイ

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 Twitterで2021年の映画の中で一番良かった、という言葉をいくつも見ていて、気になっていた映画でした。デッドプールも演じていたライアン・レイノルズさんが主演です。

 ただ流行りものはいつも敬遠しがちだったので、2021年はスルー。私以外の家族からは評判が良く、結局年始に見た映画です。

 いや、本当に良かったです。

 ゲームの中の話だとは聞いていたのですが、そのゲームはレベルをあげるために銀行強盗や暴行などのミッションをこなすタイプのもので、主人公ガイはそのゲームのNPC。強盗、銃撃戦、交通事故が日常茶飯事の中、幸せに暮らしていました。ところが、とある目的を持ったプレイヤーの女性との出会い、NPCの枠から外れていきます。

 女性に一目惚れしちゃったんです。

 ゲームのレベルの高い女性に協力するために、NPCのルーチンをすることを止め、レベルをあげようとします。けれど、根っからの善人ガイは悪い事ができない。のですが、良い事でもレベルが上がることに気付き、良い事をすることでレベルを上げていく。

 良い事をしてレベルを上げるガイはやがて注目されるようになり、現実でも大人気になって――という感じで進んでいき、現実とネット内で起こる事件がどうなるのか、女性とガイがどうなるか、なぜガイはNPCの枠から外れることが出来たのかというのが気になって、時間があっという間でした。

 あんまり嫌な人がいないので(ガイの出ているゲームの社長はちょっとですが)あんまりモヤモヤせずに見れました。CGも綺麗で不自然な感じもなかったです。

 ギャグと感動するシーンのバランスも良く、もう一回見たいなと思うくらいの映画でした。

 

新解釈・三国志

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 タイトルの通り、新しい解釈で見る三国志の映画です。主演は皆大好き大泉洋さん、他にも豪華な俳優さんたちが出演されています。周りから色々評判を聞いていて、三国志好きだから見ようかなと思って、これまた年始くらいに観ました。

 三国志はゲームの三國無双から入ったタイプで、それから北方謙三さんの「三国志」でドハマりし蜀が特に好きになりました。ちなみに三國無双で一番最初に使ったキャラは関羽です。(強そう! 髭かっこいい!という理由で)

 話は蜀メインで赤壁の戦いまでを描いています。

 ギャグ強め、新解釈というだけあって、あっそういう感じ!? と思う箇所がいくつもあり、ギャグが好きで新しい見方も楽しめる方は良いのではないしょうか。

 個人的には続きを30分ドラマで、毎週深夜にやってくれないかな、なんて考えてました。

 

アブラカダブラ 魔法の箱

 引退を決めたマジシャンは父親が残した“魔法の箱”を使うが、そこに入った人々は次々と行方不明になってしまい……。インドネシア産のオフビートなファンタジーコメディ。

アブラカダブラ 魔法の箱 | 映画 | WOWOWオンライン

 インドネシアのファンタジー映画。トレーラーがなかったのであらすじを引用しました。昨年観た「落下の王国」に似た雰囲気だったので気になって観ました。

 今になってHPを見て、ジャンルがコメディとなっていて、コメディ!?と驚きました。わっはっは、ではなく、ふふって笑うタイプの映画だったので、ファンタジーだと思ってました。

 終始色合いと映像が綺麗で、観ていて飽きない映像でした。ただシナリオは平坦で、もっとはっきりとした盛り上がりがあったら良かったな、と思いました。

 ん? どういうこと? となる部分も多く、何度か観ないと全貌がわからないかもしれません。インドネシアの映画は初めて観たのですが、他はどういった映画があるのか気になりました。

 

新宿スワン

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 女性にキャバクラや風俗等の仕事を紹介する、スカウトマンという仕事をしている主人公・白鳥龍彦のお話です。同名の漫画原作の映画で、同じ作者さんの東京卍リベンジャーズを読んで面白かったので、まず漫画を読んでその後に観ました。

 漫画と違う箇所もあったのですが、面白かったです。映画の内容は、最初のライバルである南秀吉との決着をつける場面までだったと思います(漫画と映画の記憶がごっちゃになってしまっていて……)

 自分の知らないスカウトマンという仕事やその業界のルール、薬やお金の話等、非常に興味深かったです。作者の和久井 健さんが元スカウトマンということで、お金の流れまで書かれていて驚きました。

 正直ホラーよりもこういったリアルの話のほうが何倍も怖いです。

 殺人鬼と遭遇することは稀ですから。